【プレイハック】『生涯投資家』 村上 世彰 (著)

生涯投資家

「上がり始めたら買え。下がり始めたら売れ(P11)」

 

『生涯投資家』では、「お金を儲けることはいけないことでしょうか?」という有名なセリフをこの世に残した村上世彰氏が、自身の投資哲学やビジネスについて熱く語っています。

 

人は想定していない状況に直面すると「いつか回復する」「すぐに戻るはず」と思ってしまうのだそう。
これは、損した状況を心理的に受け止められないことも関係していそうだな、と思います。
なので、そのままずるずると負の連鎖を止められず、悪化をとめられなくなってしまう状況に陥りがちです。

 

「下がり始めたら売れ」というのは、実はビジネスにも精通していると思います。
「どこまでの事態の悪化を許容するか(損切のライン)」を予め定めて置き、あとはその理論に従う方が、最終的には最悪の状況を未然に防ぐ結果を得ることが出来ます。

 

思えば、学生時代に私に株を教えてくれた友人が、損している株をなかなか手放さない私に対して、「損切りのライン決めて、そこ下回ったらすぐ切ったほうがいいよ」と助言してくれたのを思い出しました。

 

また本書では、村上氏の官僚時代の昔話では、当時大きな組織での仕事が合わず、自分で事業を起こし、大きな資金を集める苦悩の日々の話が記されています。


特に投資業務の話は、金融機関向けに営業やコンサルをされている方にはお勧めです!:)

 

生涯投資家

生涯投資家

 

投資しようと思って読むと、ビジネスにまで精通してしまう本書。

是非読んでみてください ♪