『どこにどれだけ努力を集中させるか』が、重要だと気づかされた1冊

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野口 悠紀雄 著の「『超』集中法

 

私は学生時代、サッカーの指導者をしていたことがあります。

小学生の学年を持っており、その保護者の方と話をする機会がありました。

そこで良く耳にしたのは、「うちの子は努力が足りないんです」という言葉。

日本では「努力することが美徳」という考えがありますよね?

でも、実はこれは国によって違いがあるようです。

外資で働いている友人によると、結果が見えやすい数字の世界ということもあり、「結果こそが全て」という社風だそう。

基本的には、収益目標さえ達成すれば、「会社に来なくてもいい」という雰囲気だそう。

日本とアメリカの「努力」に対する考え方については、どちらが良いとは言えませんし、メリットもデメリットもあると思います。

 

一方、こんな面白い記事もあります。

こちらの記事によると、フィンランドは、以下の様な特徴があるようです。

〇最小限の努力で首位を獲得している

〇フィンランドの教師が授業に費やす時間は年間600時間で、1100時間の米国と比べるとおよそ半分  〇教育の成功が経済にも波及している。国民1人当たりの研究者数も他国より多いし、各種調査でも技術革新は世界トップに挙げられている 〇失業率は平均より低く、成人の82%が高卒または同等の学歴を持っており、先進国の平均を12%上回っている

 

前置きが長くなりましたが、今回紹介する野口 悠紀雄 著の「『超』集中法」は、「 成功するのは2割を制する人 」がキーワードの資料で、以下のフレーズが印象的でした。

日本人には、『長い時間真面目に働くのがよい』と考えている人が多いように見受けられます。しかし、長時間働くことではなく、価値のある重要な仕事に絞って、短い時間で大きな結果を生み出すことが重要なのです。こうした観点から、日常生活や仕事の習慣を見なおす必要があります。(P25)
コツコツ真面目に勉強するのはもちろん重要です。しかし、それで成功するとは限りません。『どこに努力を集中するか』が、重要なのです。(P95)

時間さえかければいい、という教訓を得ることが出来た、『超』集中法

生産性を上げたいと思っている人は 全員読むべきだなと思う、1冊でした。

 

『超』集中法